2018年北海道胆振東部地震から5年③9月7日~9月8日

さて、昨日の続きです。

電気の有難みを感じながら起床して、はたと思いました。

「会社あるの??」って。

私の住んでいる所は通電しましたが、ラジオの情報ではまだ半分も通電をしていません。

どうなるの??

取り合えず、身支度をしてから会社の後輩に「そっちどう?通電している?」と聞いてみることにしました。

返事は通電していない…。

ということで、上司から連絡が来るまではお部屋で待機ということに。

その後、上司から会社が通電していないので、月曜日から出社して下さいと連絡がありました。

気にかけて連絡をくれた社員さんもいました。嬉しかったです。ありがとうございました。

 

さてさて。

お休みですかーじゃぁドラックストアに行ってみることにしました。

乾電池あるかなー?どうかなーと思っててくてくと…

すると…

なんじゃこりゃぁ!何この車列!!

通電エリアにガソリンスタンドがあり、これはその車列です。

自分の車にはほぼ満タンガソリンが入っていたので、ガソリンの事は全く気にしていませんでした。

わー凄い。これはスタッフさん大変だ。

確か20ℓor2,000円の給油制限(支払いは現金のみ)だったはずです。

このお店は、在庫が尽きるまでお店を開けてくれました。

(翌日は在庫切れでお店はclose。それでもひっきりなしにお店には電話がかかっていたようでした)

 

目当てのドラックストアで列に並んで、乾電池は買えず、お菓子を買って帰宅w

ドラックストアでは、ペットボトルやカップ麺等に購入制限がありましたが、大変な中お店を開けてくれていました。

皆被災者なんだもん。

お客さんの中には、これから厚真町、安平町等被災地へ向かうであろう方たちも。

そして、通電している、していないの会話がたくさん聞こえてきました。

買い物が終わったら帰宅して、ラジオで情報収集しつつ色々と作業。

 

そして翌日。

通電エリアが広がっていました。

新聞を買いにコンビニへ行くと、おにぎりやパンの購入制限が。

お店の方のお話によると、棚に並べたおにぎりを大量買いしたお客さんがいたと。

多くに方の手に渡るように、個数制限をしたと話していました。

この日中にほぼ道内は通電し、色々不便ではあるけれど、日常に向けて人々が動き出しました。

あ、あと、デマ出ましたねー。

もーって感じでした。

この空の写真は9月8日の夕焼けです。

 

やっぱり5年も経つと記憶が曖昧。

お付き合い下さりありがとうございました。

明日は、震災後に用意した防災グッズ等をご紹介します。

 

それから…今回のブラックアウト。

道内の一部の地域(離島を除く)では早期に通電しました。

1時間位で復旧した地域が、道内にはありました。

その地域とは、水力発電で電力が賄われている狭い地域です。

何故知っているのか?というと、実家がそうだったから。

奥さん、お宅通電するの早くないですかー??何でーー??

震災当日、たまたま実家近辺に出張に来ていた叔父が教えてくれました。

お前の父ちゃん、母ちゃん家ずるいってw。

そんなん知らんし!

両親に確認をすると、確かに1時間位で電気は使えたそう。

早いねー有難いねーなんて言っていたそうです。

その代わり、上記の写真の様に通電エリアにあったガソリンスタンドは大混乱だったらしいです。

地方から走ってきている方たちが、「ここで満タンにしておかないと何があるかわからん」状態になっていたそう(そのスタンドの車列に居たのがさっき出てきた叔父。話を聞いている分には面白いけど、自分が逆の立場になったらキツイ)。

両親に、電力事情を知っていてこの土地を購入したのかと言うと、「いいえ」と即答。

原発が止まっている影響もあるのかもしれませんね。

ブラックアウトになって知った出来事でした。

ちゃんちゃん。